高齢化に対応したバリアフリーリフォームとは?
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高齢化対策といえば、床の段差をなくすような、いわゆるバリアフリー・リフォームが挙げられます。階段に手すりを付けたり、お風呂場を入浴が楽になるように改装したり、確かに歳をとって身体の自由が効かなくなってきたときに、こうしたリフォームを行う必要が出てくると思います。
今はバリアフリー住宅のためのいろいろな商品が出ていますから、できないことはないと言ってもいいでしょう。廊下を広げるような構造に絡む模様替えも、きちんとした設計がなされていれば可能です。
バリアフリーは器具を取り付けることではない
しかし、例えば廊下の段差をなくし、玄関をスロープにし、あるいはホ1ムエレベーターを設置すれば、それでバリアフリーなのかというと疑問が残ります。
まだ普通に歩ける状態なら、そこまでの模様替えは必要ないでしょう。工務店の工事では、バリアフリーといえば手すりをつけるという程度しか行わないものです。ですが、本当に大切なのは器具ではなく、将来のプランそのものであり、それも建築主の状況を考えたうえで練られたものでなくてはならないはずです。
例えば、車椅子の生活を余儀なくされた人がいたとします。その方が料理がお好きで、娘さんが同居されているのなら、立った状態でも車椅子でも使えるキッチンを考えます。逆に料理を一切しないご主人が車椅子生活になったのならキッチンはいじりません。また、状況によっては同居者が介護しやすいようなプランを考えることもあります。こうしたリフォームは、単に車椅子用の設備を入れたところで実現できるものではありません。
良心的な建築家であれば、身体が不自由になったご本人の状況や生活スタイル、そして同居者の生活スタイルをよく聞いて、いろいろな提案をしてくれるはずです。言い換えれば、いい設計者と出会うことで、器具に頼らないバリアフリー・リフォームは可能なのです。
リフォームは慌てて行う必要はない
まだ身体が丈夫なのに、5年後、10年後を考えてあらかじめバリアフリー・リフォームを行う方もいらっしゃいます。しかし、将来起きうることに対してリフォームする必要はありません。現実にそれが起きてからでも可能なのがリフォームなのです。
例えば、新築の時からバリアフリーを意識して設計しても、自分がその恩恵を受ける前に生活環境の変化があって、家を売ってしまう可能性はゼロではありません。夫婦が離婚するかもしれないし、身体が不自由にならないかもしれないのです。
こうなると、バリアフリーの器具がバリア、すなわち障壁になることもありえます。さらに、最近はバリアフリーのための器具がどんどん開発され、高性能で廉価になってきています。いうなれば、バリアフリー・リフォームは、タイミングを見計らって行うことが重要なのです。
転ばない家は子供にもいいものなのか
バリアフリー・リフォームを取り上げているテレビ番組で、建築主の奥さんが「子供も家の中で転ばなくなった」と喜んでいるのを見ました。果たして、転ばないというのは子供にとっていいことなのでしょうか。
ケガをさせたくないという親心はわかりますが、現実には、家から一歩外に出れば段差などいたるところにありますし、それこそ野山へ行けば歩くことそのものが技術になるようなこともあります。
家の中で過保護に育てられると、逆に家の外での生活についていけなくなる可能性もあるのです。ある程度苦労することが健康に生活するための秘訣です。やり過ぎは禁物、ということを頭に入れておきたいものです。
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