平屋を2階建てに増築する費用【1部屋で240万円~2部屋で600万円~】
目次
平屋の2階増築にかかる費用ってどれくらいかかる?
平屋2階増築は、1階部分の増築より費用がかかる
平屋に2階を増築する工事は、1階部分の増築に比べて、規模が大きくなります。
屋根を一度解体して2階部分を作り、2階部分を支えるために「通し柱」を建てるなどの補強工事を行う必要があります。
そのため、1階部分の増築よりも費用が余計にかかります。
2階の居室増築は、補強工事込みで2畳あたり120万円~
平屋の2階増築は、2畳(1坪)あたり120万円程が費用相場です。こちらは1階部分の補強工事費用が含まれています。
1階の増築の費用相場が2畳(1坪)あたり70万円なので、およそ1.7倍です。
2階増築の広さ別費用の目安
相場費用をもとにした、増築する部屋の広さ別の費用です。
1部屋のみの増築だと、200~300万台ほどですが、2部屋だとおよそ倍の金額になり、3部屋増やすと1千万円近くになります。
それでも建て替えより安いのが「増築」のメリットです。
増築する広さ | 増築する費用 |
---|---|
4畳 | 240万円~ |
6畳 | 360万円~ |
8畳 | 480万円~ |
4畳+6畳 | 600万円~ |
6畳+6畳 | 720万円~ |
6畳+6畳+4畳 | 960万円~ |
建物の強度を高めるための補強工事
平屋の2階増築などの、大規模な修繕や改修では現行の建築基準法に適合させることが大前提です。
建築基準法では、2階建ての建築物には通し柱(基礎から小屋組まで一体になっている柱)が必要とされています。
これをクリアするには、既存の建物を囲うようなかたちで基礎を造って通し柱を建て、通し柱と既存の建物の柱はボルトなどで緊結して一体化させる必要があります。
地盤の調査も必要です。基礎から上に問題がなくても、土地そのものに重くなった住宅を支えるだけの固さがあるか調査します。
『増築』は既存建物の状態のチェックが重要
平屋から2階建てへの増築に限らず、増築・改築に際しては既存建物の状態のチェックがとても大切です。平屋の状態でチェックしたときに問題がないと考えられる住宅でも、その上に2階を増築する場合は、さらに厳しく判断しなければなりません。
平屋を2階建てにすると、既存の平屋部分の柱や梁、土台、基礎などに重量がかかり、大きな負担となります。例えば、一般的な平屋には耐力の低いものが使われており、鉄筋が入っていないものもありますが、このタイプの基礎だけでは、2階建て分の重量を支える力はありません。
そのため、前述のように通し柱を通す補強工事と地盤調査が必要になります。
強度の基礎や柱を入れている場合は平屋から2階の増築も可能
平屋を建築する際に、将来的な増改築を事前に設計していない場合は、通常より大がかりな補強工事が必要となります。
しかし、予め余裕をもたせた強度の基礎や柱を入れている場合は、建物全体の構造を現行耐震基準に合う構造にすれば、増築も可能な場合も多くあります。
また、増築する場合は、構造だけの話ではなく、間取りのどこかに階段スペースを作るなど、使い勝手や動線も見直す必要があります。
平屋の増築メリット・デメリット
2階増築のメリット
建て替えより割安で、部屋を増やすことができます。
建て替えの場合は、以下の費用がかかります。
- 建物の解体費用
- 廃棄物処理の廃棄費用
- 2階建て住宅の建築費
- 建築中の仮住まい費
増築には、これらの費用が必要ありません。
2階建て住宅の建築費だけでも千万円単位がかかるので、建て替えと比べると大幅に費用を抑えて部屋を増やすことができます。
2階増築のデメリット
築年数が40年以上ある古い建物の場合は、増築した箇所の耐震性能に問題が生じる可能性があります。
あらかじめ、増築部分と平屋の部分間の耐久性に万全の調査をして増築する必要があります。
平屋からの2階建てへの増築例
平屋建てから2階建てへの増築リフォームは、難しいと思われるかも知れませんが、耐震基準を満たせば十分に可能位なリフォームです。
実際に平屋から2階部分を増築したリフォーム例も全国にたくさんあります。
参照:アイムのリフォーム
平屋を2階建てに出来ると知り、リフォームをすることになりました。家族が安心して暮らせるように耐震等の補強にもこだわりました。
参照:リフォーム施工例大百科
平屋建てから2階建てへと改築しました。外壁材も同じものを使い、元々2階建てだったかのように違和感無くきれいに仕上がりました。
LIXILリフォームショップ
元々はお父様の経営する平屋建ての店舗を、息子さんご家族が2階建てのお住まいに増築されました。ご家族の趣味をたっぷり楽しめる快適なお家に大変身しました。
業者が違うと、見積もり額も変わってくる
平屋の2階増築を激安・格安にするには、相見積もりをとって、業者の費用を比較することです。
複数社を比較して、最適な優良業者に依頼する
相見積もりは自分でやると、手間と時間がかかります。また、優良な業者を見つけるのは難しいです。
悪質な業者に依頼してしまうと、質の悪い工事で、高い費用を支払うことになるかもしれません。
そこで、厳格に審査された『優良業者』が登録されている『一括見積もりサービス』を利用して、複数社の見積もりを比較するのがおすすめです。
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