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床と壁の張り替えた時のリフォームの見積もり

カーペット床をフローリングに

どのようなフローリング材を張るかによって費用に差が出る。

カーペットをはがして床下地に直接施工する

床がカーペットの場合、古くなると汚れが目立ち、アレルギーの原因にもなるとされています。そのため、ダニが繁殖しにくく清潔感のある、フローリングに張り替えたいと要望する人が増えています。

張り替え工事は、古いカーペットをはがし、床下地の木材に腐食などの問題がなければ、その上に直接フローリング材を張ることができます。その際に、幅木(床と壁の境目に取り付ける装飾材)も一緒に取り外し、必要なら付け替えます。

工事費には、カーペットをはがす作業代と床下地の調整費も含まれます。既存がフローリングの場合は、カーペットよりも撤去や床下地調整に手闘がかかる分、工事費が加算されます。フローリング自体の施工費は変わりませんが、どの製品を選ぶかで予算は違ってきます。最近は、さまざまな機能があるフローリング材が増えています。

複合フローリングは機能によって価格差がある

フローリングは、大きく分けると「むく材」と「複合フローリング材」の2種類となります。むく材は、パイン材(マツ科の針葉樹)やナラ材などの1枚板でできたもの。複合フローリング材は、合板や繊維板を基材に、表面に薄くスライスした天然木(突板 ついきた)を張ったものです。

突板は厚さ1mmもない薄さなのですが、その表面に樹脂系の塗装を施すことで丈夫になります。あえて、むく材と言わない場合、一般的にフローリングとは複合フローリング材のことを指します。

値段は、むく材のほうが高くなりますが、最近は複合フローリングの進歩で傷の付きにくい製品などがあり、その機能によって価格が遣います。

子どもがまだ小さいとか、ペットがいるとかの事情によっても選ぶ製品は違ってきます。なお、マンションの場合は、一般的に遮音効果の高いフローリングを選ぶ必要があります。

6畳のカーペット敷きの部屋のフローリングにして壁紙も張替えをした 見積もり例

工事区分 内容 数量 金額
解体・撤去工事 じゅうたん、幅木施工 一式 12,000円
フローリング 複合フローリング 10㎡ 37,000円
施工費 フローリング張り手 10㎡ 40,000円
エアコン 撤去と取り付け 一式 20,000円
内装工事 壁・天井ビニールクロス、幅木施工 40㎡ 54,000円
諸経費 現場経費等 一式 16,800円
合計     179,800円

フローリングを重ね張りする

既存の板張りがしっかりしていれば、重ねて張るだけで完成。

解体・撤去が不要なので早く安くできる

既存の床が板張りの場合、その上にフローリング材を重ねて張ることもできます。

この工事は、既存床の解体や撤去作業が不要なので、その分、工事費が安くなり、しかも工事が早く終わります。/6~8畳の床でも1日で張り終えることができ、工事の騒音やホコリ、人の出入りなどのわずらわしさから早く逃れることができるわけです。

既存床に問題がなければ重ね張りは可能

フローリングの重ね張りは、既存の床に腐食などの問題がない場合に限られます。既存の床が、歩くとミシミシと鳴りだすといったケースでは、床下地を補修するなどして、しっかりした床に造り直す必要があります。

重ね張りで表面だけきれいにしても、床の構造部に問題があればどうしようもありません。リフォーム会社の担当者に、しっかりチェックしてもらいましょう。

重ね張り専用の薄いフローリングもある

フローリングの重ね張りは、一般的な12mmの厚さの製品でもできますが、もっと薄いものもあります。厚いほど丈夫なのですが、12mm厚のものだと、既存の床やサッシと段差ができてしまうので、それを専用の金具などで目立たなくする処理が必要になってきます。また、ドアなどの下端をカットする必要がある場合もあります。

6m厚ぐらいの重ね張り専用のフローリングであれば、既存床との段差も目立ちません。このような重ね張り用の部材は、玄関の上がり拒(かまち)用のものや階段用のものもあります。手軽にリフォームできる部材として、活用するのもよい方法です。

3畳の板張りキッチンにフローリングを重ね張りした 見積もり例

工事区分 内容 数量 金額
床工事 複合フローリング厚さ12cm 5㎡ 116,000円
諸経費 現場経費等 一式 12,000円
合計     128,000円

自然材の塗り壁にリフォーム

趣があり健康にもよい、自然素材の塗り壁は費用が高め

調湿効果のある珪藻土は健康素材として人気

壁や天井の仕上げは、ビニールクロスが一般的。ビニールクロスは標準的で安価な材料ですが、雰囲気が物足りない、あるいは自然素材を使いたいという人は、塗り壁を検討してみましょう。

最近注目されているのが「珪藻土(けいそうど)」。植物プランクトンが化石化したものを原料とした塗り壁材です。昔から七輪などの原料として使われていました。近年、塗り壁材として注目されているのは、調湿や消臭、ホルムアルデヒドなど建材や家具に含まれる有害物質を吸着するなどの効果があるからです。

ビニールクロスに比べると2倍以上の費用がかかる

珪藻土は、既存のビニールクロスをはがして下地調整を行い、その上に塗っていく方法と、既存のビニールクロスの上に直接塗る方法があります。ビニールクロスの上に塗る場合は、はがす作業代がかかりません。ただし、珪藻土の種類によっては、直接塗れないこともあるので確認しましょう。

また、調湿などの効果は製品によって異なるので性能をよく聞いて選びましょう。費用的には、ビニールクロスの2倍以上はみておかなくてはなりません。

昔ながらのしっくい塗りも独特の風情が人気

塗り壁材は、珪藻土以外にもいろいろあります。昔からよく使われているのが「しつくい」。原料は石灰です。防火性もあるので室内外に使われ、その独特の風情に人気があります。

やはり、調湿や消臭、防カビなどの効果がありますが、施工には熟練の技術が必要で、職人さんが減っているという事情も。しつくい塗りを希望する場合は、リフォーム会社に施工が可能かどうかをあらかじめ確認しておく必要があります。

壁面収納を設置する

壁面収納はパーツの組み合わせで費用がきまる

既製の収納ユニットと造作する方法がある

壁画収納は、効率よく壁画を使って大容量の収納スペースを確保できるのが特徴。単品の収納家具を数多く置いておくと、インテリア的に見苦しくなることがありますが、壁面収納ならば見た目もすっきり、きれいにまとまります。

壁面収納の設置には、大工さんに造作してもらう方法と、既製品の収納ユニットを設置する方法とがあります。造作の場合、シンプルな棚だけのものなら安くすみますが、引き出しゃ扉をたくさん付けるとその分だけ高くなります。

既製品の費用はパーツの組み合わせで決まる

既製品の収納ユニットは、さまざまなパーツを選んで組み合わせて作ります。ですから、組み合わせるパーツに応じてかかる費用も決まります。用途や壁画スペースに応じて組み合わせを考え、見積もりを取りましょう。既製品なので、あらかじめデザインやイメージが写真や実物で確認できるのがメリットです。

下の見積もり例は、既製品の壁面収納ユニットを幅2間(約360cm)の壁面に設けたもの。本体は約30万円ですが、調整費や設置に伴うコンセントの移動などで、合計50万円ほどかかっています。取り付け費などの関連費用も見積もりに入れてもらうことを忘れないようにしましょう。

クロゼットは扉の種類が使い勝手に影響

寝室のクロゼットにも既製品がありますが、中の造りをどうするかで費用は変わります。洋服掛け、引き出し、棚などパーツの種類も多いので、使い方をよく考えて必要なものを選びましょう。

また、扉にも折り戸、引き戸などがあり、引き戸は聞け閉めがしやすく、折り戸は全聞になるのが特徴。使い勝手を考慮して選びましょう。

和室を洋室に変える

洋室化と間取り変更は、内装のグレードと建具の量で費用が変わる

和室をつぶしてリビングを広げる例が多い

古いマンションの間取りには、リビングと隣り合わせで和室を配置しているパターンがよくあります。当初は、和室を寝室として使うことが多いのですが、子どもが独立するなどで部屋が余ると、その和室が不要になるケースも。中古マンションを購入したけれど、和室はいらないという場合もあります。

一戸建てでも、和室を子ども室にするなど、さまざまな事情で洋室にリフォームして使うケースが見られます。

費用の多くを占める床や壁、天井の内装費

和室の洋室化でよく見られるのは、リビングと内装を統一して一体化するリフォーム。その際、下の例のように、リビングの内装も併せて一新するというのがよくあるケースです。

工事費用として、まず必要なのが内装の解体・撤去費用(床や壁、天井の仕上げ材をはがし、建具を撤去)。この費用は、洋室も和室もあまり変わりません。下の例では、床面積1㎡当たり約1350円かかっているので参考に。解体した上で内装を仕上げ、建具の取り付けを行います。

下の例でもわかるように、費用で最も多くを占めるのが内装費。用いるフローリングのグレードなどで、その費用は変わってきます。

建具の量も全体の費用に影響する

次に費用がかさむのが建具代。下の例では、空間をフレキシブルに使えるよう、開閉式の折り戸を用いています。

建具は、グレードと量(本数)が費用に響きますが、間仕切りを減らすと安くなります。間取り変更を伴うリフォームを行うときは、このことを考慮しておきましょう。

リフォーム業者が違うと、見積もり額も変わってくる

リフォームを激安・格安にするには、相見積もりをとって、業者の費用を比較することです。

複数社を比較して、最適な優良業者に依頼する

相見積もりは自分でやると、手間と時間がかかります。また、優良な業者を見つけるのは難しいです。

悪質な業者に依頼してしまうと、質の悪い工事で、高い費用を支払うことになるかもしれません。

そこで、厳格に審査された『優良業者』が登録されている『一括見積もりサービス』を利用して、複数社の見積もりを比較するのがおすすめです。

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