【10畳 増築の費用相場】 3階 350万円～ 失敗しない増築のコツと業者選び

10畳の部屋を増築する際にかかる費用相場

既存の家に10畳増築する費用はいくらでしょうか？結論から言うと、

10畳の部屋の増築	350万円～

になります。（※350万円～というのは、木造住宅の1階部分に増築した場合の金額です。）

増築と言っても、「1階」　「2階」　「離れ」どこに増やすか、場所によって費用が変わります。

場所別の増築費用を詳しく解説します。

既存の木造住宅に10畳の部屋を増築する費用

庭が狭い都会では、既存の住宅に接する形で増築する形が多いです。住宅に直に増設する場合は、ドアを付けて他の部屋へ行き来ができます。

1階に10畳 増築する

【1階】10畳の部屋の増築	350万円～

1階に増築する場合、1畳あたりの費用は35万円～が目安になります。

なので、35万×10畳＝350万円という計算になります。

1階部分の庭を潰して10畳の部屋を増築する際は、新築と同じように基礎工事をしてから建てていきます。

2階に10畳 増築

【2階】10畳の部屋の増築	600万円～

2階に増築する場合、1畳あたりの費用は60万円～が目安になります。

なので、60万×10畳＝600万円という計算になります。

2階に増築する場合は、補強工事が必要なので1階へ増築するより費用が高くなります。

住宅の離れにあるスペースに10畳増築する費用

住宅と独立した離れのスペースに居室を増築することもできます。離れに増築する工法は「在来工法」と「プレハブ工法」の2種類があります。

• 在来工法：新築と同じ様に工事をして建物を建てる
• プレハブ工法：建物の一部又は全ての部材をあらかじめ工場で製作し、建築現場で建物として組み立てる。

離れに増築（在来工法）

【離れ】10畳の部屋を在来工法で増築	270万円～

新築と同様にコンクリートの基礎に柱を立て、梁を組み合わせて建築します。プレハブ工法とは違って大工職人が1ヶ月程度の日数をかけて、建築するので費用が高めです。

離れに増築（プレハブ工法）

【離れ】10畳の部屋をプレハブ工法で増築	250万円～

プレハブ工法は、建築に必要な部材（柱や梁など）を工場で製造して、現場で組み立てる工法で作られた住宅です。

在来工法とくらべて、費用が安く、工期が短いメリットがあります。部屋の品質が均一なのもプレハブ工法の良い点です。

増築する際にかかる建築費以外の経費

建築確認申請にかかる費用

増築する面積が10㎡以上だと建築確認申請が必要になります。

10畳の広さは10㎡以上なので、確認申請が必要です。

リフォーム業者に依頼する場合の費用の目安は14万円ほどです。

増築登記にかかる費用

増築する広さに関係なく、増築すると登記が必要です。登記にかかる費用は7~10万円です。

固定資産税

増築をすると、固定資産税が増えます。10畳程度の増築だと2万円ほどです。

増築費用を安くするコツ

国が実施しているリフォーム補助金制度や減税制度を活用する

増築のリフォームで利用できる国からの補助金制度があります。

リフォームと一緒に「省エネ」や「断熱」「劣化対策や耐震性向上」などを行い、支給要件を満たすと補助金を受けられます。

【補助金制度】増築リフォーム費用を安くおさえるコツ

10畳増築するメリット

新たなスペースが増える

増築によって、生活スペースが拡大するため、家族が快適に過ごすことができます。

10畳の広さがあれば、ベッドルームや書斎、子供部屋など、さまざまな用途に利用できます。

家族が増えた場合や、趣味や仕事スペースが欲しい場合などに、増築することで快適な生活を送ることができます。

居住したままの工事も可能

増築の場合、建物の一部分だけを工事することができるため、居住したまま工事を進めることができます。

建て替えには解体費や新築費用がかかるため、コストが高くつきがちですが、増築は既存の建物に手を加えるため、コストを抑えることができます。

住宅価値の向上

増築によって、住宅の広さが増えるため、住宅の価値が向上します。

増築することで家の価値も向上するため、将来的に売却する可能性がある場合にもメリットがあります

増築のデメリット

増築部分と既存部分で、耐久性や一体感が異なる

参照：竹田工務店株式会社

増築をする際には、既存の建物と新たに増築する部分の耐久性や一体感が異なることがあるため、接合部に狂いが発生することがあります。

そのため、増築する際には、専門業者に依頼し、しっかりと検討して施工することが必要です。

建物の状態によって、制約や追加工事が必要になる

10畳増築を行う場合、建物の状態によっては、制約や追加工事が必要になることがあります。例えば、基礎の強度が不足している場合は、増築を行う前に補強工事を行う必要がある場合があります。

増築で失敗してしまう事例

増築部分と既存部分で、色や材質が異なる

増築部分と既存部分で、色や材質が異なる場合、一体感がなく違和感を感じることがあります。例えば、外壁に合わせた塗装をしていなかった場合、色の違いが目立ち、建物全体のバランスが崩れます。

増築によって建物全体のバランスが崩れる

増築によって建物全体のバランスが崩れる場合があります。例えば、建物の一部分だけを増築すると、建物全体が歪んで見えることがあります。

増築で失敗しないために必要なこと

設計図面を確認する

増築を行う際には、リフォーム会社に依頼して設計図面を作成します。細かい部分までしっかりと確認し、イメージ通りの増築計画になっているかを確認します。

また、設計図面に基づいて、施工工程や予算なども確認します。

増築後のメンテナンス

増築工事が終わった後も、建物のメンテナンスをしっかりと行うことが必要です。特に、増築部分と既存部分の接合部分や外壁など、特に注意が必要な箇所については、定期的に点検を行い、問題があれば早めに対処することが大切です。

失敗しない、リフォーム会社選びのポイントは？

信頼できる会社かどうかを確認する

過去にどのような増築工事を行ってきたか、リフォーム会社のホームページなどで「施工実績」を確認しましょう。

リフォーム会社のホームページ以外でも、地元の業者の口コミや評価が見れる「一括見積もりサービス」を利用してみるのもいいでしょう。

施工スタッフの技術力や対応力を確認する

施工スタッフの技術力や対応力は、リフォームの成功を左右する重要な要素です。

見積もりの段階のやりとりで、疑問な点は遠慮せずに質問しましょう。

こちらの質問に対して、どう答えるか、どう対応するかで、施工スタッフの技術力や対応力がある程度分かることがあります。

失敗しない、見積もりの取り方や比較方法

相見積もりを取る

複数のリフォーム会社から相見積もりを取ることで、適正価格を知ることができます。また、相見積もりを取ることで、それぞれのリフォーム会社の提案内容やアイデアなどを比較することができます。

複数社の見積もりから、金額・工事内容を比較し、最適なものを選ぶことが大切です。

見積もりの項目を比較する

見積もりには、工事費用の詳細な項目が記載されています。見積もりを比較する際には、項目が同じかどうかを確認することが大切です。

また、見積もりの金額だけでなく、施工期間や保証内容も比べます。

複数社を比較し、納得できる価格であることを確認する

見積もり金額が、相場より高すぎる業者や、過剰な設備が含まれている業者は、検討候補から外れます。

一方で、安すぎる見積もりは、工事内容や品質に問題がある可能性があります。

適正価格であるかどうかも確認することが重要なので、複数社の見積もり比較は必須になります。

契約前に確認する

最終的に選んだ業者には、契約前に、工事期間や工事内容、保証内容などについて確認し、契約書に明記されているかどうかを確認しましょう。

増築リフォームを激安・格安にするには、相見積もりをとって、業者の費用を比較することです。

複数社を比較して、最適な優良業者に依頼する

相見積もりは自分でやると、手間と時間がかかります。また、優良な業者を見つけるのは難しいです。

悪質な業者に依頼してしまうと、質の悪い工事で、高い費用を支払うことになるかもしれません。

そこで、厳格に審査された『優良業者』が登録されている『一括見積もりサービス』を利用して、複数社の見積もりを比較するのがおすすめです。