【平屋の注文住宅】新築価格相場は？間取り・広さ別の建築費用

新築平屋の価格相場

新築平屋の価格相場は平均1,000～2,000万円台

一般的な新築平屋住宅で2〜3LDKの場合、価格相場は1,000万円から2,000万円後半程度となります。

この価格は建物工事費のみを指しており、土地代は別途必要になります。

※あくまでも目安であり、土地の地域や広さ、建物の設計や素材、仕上げなどの要因によって異なります。

1LDK～4LDKまで 新築平屋の建築費・家族構成

コンパクトで暮らしやすい【1LDK】

1LDKの平屋は、夫婦や単身者向けのコンパクトな間取りです。建築費は比較的低く抑えられますが、限られた空間を有効活用する工夫が必要です。

家族でゆったり暮らせる2LDK

2LDKの平屋は、ご夫婦と子供1～2人のご家族に最適な間取りです。

広々とした空間でゆとりある暮らし3LDK

3LDKは、夫婦＋子供2人の家族に合う間取りです。家族それぞれの個室以外に、客間や、趣味・仕事のための部屋も設けることができます。

大家族でもゆったり過ごせる：4LDK

4LDKは、大家族や二世帯家族、広い家にこだわりたい方におすすめの間取りです。家族それぞれの個室はもちろん、趣味や仕事のための部屋も確保できます。

新築で知っておきたい地域別 土地代の相場

地域別の土地代相場　首都圏・関西圏・東海圏・地方圏

地域によって土地代は大きく異なり、建築費用に大きく影響します。ここでは、代表的な3つの地域の土地代相場と、それぞれのエリアの特徴を解説します。

首都圏（東京都）

都心部ほど高額で、郊外へ行くほど価格は下がっていきます。交通網が発達しており、商業施設や医療施設も充実しており、人口密度が高い。

出典：SUUMO

関西圏（大阪・京都・兵庫）

大阪や京都などの都市部でも、首都圏よりは土地代が安い。落ち着いた環境を求める人にも人気。 歴史や文化が根付いており、独特の雰囲気がある。

出典：SUUMO

東海圏（愛知・岐阜・静岡）

名古屋を中心に、大都市圏と地方都市のバランスが良い。自然環境も充実しており、子育てしやすい環境です。車社会のため、駐車場の確保も重要。

出典：SUUMO

新築の平屋を予算抑えて建てるコツ

間取りを工夫する（廊下を減らす）

予算を抑えて平屋を建てるためには、間取りを工夫することが重要です。特に、廊下を減らすことで建築費用を抑えることができます。

延べ床面積30坪の平屋の場合、廊下を5坪減らすことで、建築費用を約100万円節約できます。

設備のグレードを落とす

設備のグレードを落とすことも予算を抑えるために有効な手段です。しかし、快適な暮らしを犠牲にすることなく、賢くコストダウンをすることが重要です。

例えば、必ずしも最新モデルや高機能な設備を選ぶ必要はありません。システムキッチンをユニットキッチンに変更することで、約50万円節約できます。

外観をシンプルにする

外観にこだわり過ぎると余計なコストがかかってしまいます。

出典：NORQ HOMES

装飾を控え、素材や色彩を統一することで、コストを抑えながらスタイリッシュな印象を与えることができます。

価格面での 「平屋」と「2階建て」の違い

平屋と2階建て、どちらが建築費用が高いかは、様々な要素によって異なります。

一般的には、同じ延べ床面積の場合、2階建ての方が建築費用が安いと言われています。建物の基礎や屋根などの構造物が2階建ての方が狭い面積で済むためです。

ただし、土地の形や地盤の状態、建築方法、使用する材料などによって、費用は大きく変わります。

30坪の平屋と2階建てを建てる場合、2階建ての方が約100～200万円程度安く建てられることもあります。

平屋と2階建て、どちらが建築費用が高いかは、一概には言えません。それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、予算やライフスタイルに合ったプランを選ぶことが重要です。

後悔しないために必見！ 新築平屋の注意点と失敗回避策

間取りの注意点

新築平屋の間取りや動線を考える際には、将来を見据えた計画が重要です。

平屋の間取りや動線は、2階建てとは異なる注意点があります。

間取りでは、プライバシーの確保が難しい点に注意が必要です。平屋では各部屋が隣り合っているため、防音対策を施さないと室内の生活音が隣室に伝わりやすくなります。

寝室はリビングから離れた場所に配置することで、プライバシーを確保できます。

導線の注意点

動線面でも配慮が欠かせません。平屋は部屋間の移動が多くなるため、無駄な動線になると生活に支障をきたします。

例えば、玄関からキッチンまでの動線が長いと不便です。そのため、玄関や水回り、居室の配置を事前に綿密に検討する必要があります。

予算オーバーしないための対策

平屋新築で気をつけたいのが予算オーバーです。適切な対策を立てないと、想定以上の出費となりかねません。

予算オーバーを避けるためには、計画段階から予算を明確にし、建築費用を把握することが重要です。

具体的な建築費用を把握するためには、複数の建築会社や設計事務所から見積もりを取ることが効果的です。

必要な設備や仕様を事前に明確にし、無駄な費用を削減することも重要です。建築費用の見積もりと実際の予算との差異を把握し、必要ならば設備や素材の見直します。

さらに、建築費だけでなく、土地代や税金、ローン支払い額など関連する全ての費用をシミュレーションし、総予算を立ててから着工する必要があります。

次に余裕を持った予算設定をすることです。平均的に見積額の10~20%分は予備費として確保しておくのがベストです。想定外の追加工事があった場合にも対応できます。

さらに、工事の進捗に合わせて出費状況を常にチェックすることが大切です。万が一、費用が思わぬ方向に膨らんでいれば、早期に手を打つ必要があります。

内外装の一部を抑えるなど、優先順位をつけコストカットを図る必要があります。

将来のライフスタイル変化を見据えた設計

平屋を建てる際には、将来のライフスタイル変化を考慮した設計が重要です。

例えば、子供の成長や高齢化に伴う移動の制約など、将来の住環境に関する変化を予測し、そのための設計を考慮しましょう。

子供部屋は、将来的に2部屋に分割できるような間取りにするなど、柔軟な間取りやバリアフリー設計など、将来のライフスタイルに合わせた住宅設計を行うことで、後悔することなく快適な生活を送ることができます。