空き家の査定から売却まで
空き家を複数の不動産会社に査定してもらい、より高く売却する手順
2030年頃には2000万戸にも達すると言われている全国の空き家。
親が死亡後に相続したものの、貸し出すか、売却するかで悩んでいる人が実は多くいます。
売却の準備は家の査定額を把握すること
空き家の権利関係(共同名義がいるか)を確認しておく
空き家を売りに出す前に事前に調査や確認をしておきたいのが「権利関係」です。空き家が相続人の共有になっている場合は、共同名義人全員の同意が必要になります。
空き家の名義が共有になっていないか、もし共有になっていたら共同名義人に売却の同意を得ることを事前に確認しておきましょう。
空き家の売却を依頼する不動産会社の選定
不動産の売却は人生に1回あるかないかの経験だと思います。
信頼できる担当者、不動産会社を選ぶのがベストですが、初めて依頼した会社がどうかは分かりません。
1社に依頼して、そのまま契約する場合もありますが、査定は複数社に依頼するのが必須です。
複数の不動産会社の査定額を知ることは、より高く売却するに必要な手順です。
複数の不動産会社からの査定額を相見積りできる、不動産の一括査定サイトを利用してより高値で家を売却することをおすすめします。
また、色んな会社と接触する時に、不安な点や疑問点、要望を明確に伝え、どこまでこちらの意向を汲んでくれるかを見極めるのも大事です。
空き家売却の流れ 不動産会社の業務範囲
物件調査
不動産の物件調査は、現地を実際に見て、建物の配置、隣との境界、道路、近隣などの状況を確認します。
また、ライフラインである電気、水道、ガスが整備されているか、もし不備がある場合、いつ整備される予定か見通しを確認します。
販売計画の決定
売主が、不動産会社の選定し、媒介契約を結んだ後に売却活動に着手します。
不動産はまず、物件をレインズに登録します。その後、インターネット広告媒体への物件詳細を掲載していきます。
販売活動
不動産サイトへの物件掲載
近年は、物件の購入者もインターネットで物件の検索で探す人が主になっています。
不動産サイトへの掲載は、販売には有効な手段です。不動産会社にはどのサイトに掲載されるのか聞いておく必要があります。自分で売却物件がどのように詳細が載っているのか確認しておきましょう。
現地内覧
サイトなどで物件情報を見た、具体的な購入希望者を現地へ案内します。
物件の周辺へのチラシポスティング
物件の周辺地域にチラシをポスティングし、近隣からの問い合わせを待ちます。
売買契約締結
買主から購入の申し込みを受け、売主が承諾をすれば、売買契約を締結する日時の段取りが組まれます。
重要事項の説明を受け、契約条件について買い主・売り主双方が合意したら、売買契約が締結します。
代金決済・移転登記
不動産の売買代金の最終決済日にあたって、不動産の売買代金の全額、または、手付金のある場合の残代金全額の支払いを行います。
一般的に、売主から買主への所有権は、売買代金全額の支払いと同時に移転する旨の記載を不動産売買契約書にします。
引き渡し
引渡しは代金全額の支払と同時にが基本です。
以上が、「売主の売却準備」と「不動産会社の業務範囲」になります。
空き家がいくらで売れるか一括査定サイトを利用する
空き家をできるだけ高い価格で売却したい時は、不動産査定を調べるときに定番になりつつある「一括査定サイト」を利用して、複数の不動産会社の査定額を比較するのがベストです。
1社だけの不動産屋の査定額で決めてしまうのはやめましょう。家の売却は、不動産会社との信頼関係も大切です。
依頼する不動産会社が信頼できるか、複数の不動産会社との交渉をして、相手方に相応の知識と経験があるかを見極めましょう。